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上海市金山工業区 日本中小企業産業園を視察

7月17日(火)に上海市郊外にある金山区を訪れ、金山工業区を視察しました。 金山工業園区は2003年に上海市政府により批准された上海市級工業区の一つであり、計画面積は58k㎡です。現在その一部が完成し、日系企業では金井特線、福助、山崎製パンなどが立地しています。

今回特にこの工業区を訪れたのは、工業区内に日本中小企業産業園を建設中だからです。 日本中小企業産業園は計画面積2.2k㎡、集中的に日本の中小企業を誘致する産業区です。

当産業園の誘致の対象となる産業は以下のとおりです。

1. 機械製造産業:中小精密機械、印刷機械、加工機械、包装機械、自動車部品など

2. 電子情報産業:計器・メーター(測定、分析、制御)、自動化装置と部品(センサー、制御機、サーバー部品)、電子部品、ソフトウエア開発、メディア技術研究開発、メディア製品(ゲーム、アニメ)制作など

3. 生物医薬産業:医療製品、医療設備(画像、測定、分析)、生物製薬、生物化学製剤など

4. 環境型印刷産業:包装印刷、特殊印刷、デジタル印刷、ハイテク印刷など

5. 食品加工産業:でんぷん糖加工、保健品、機能性飲料など 従来の労働集約的な産業ではなく、ハイテク、環境、医療などの産業誘致を目指しています。

中国には各地に多くの開発区や工業区があり、お互いに企業誘致を競っています。今回特にこの産業園を取り上げたのは、何といっても上海市内に位置し、赴任者の生活に便利な場所だからです。

金山工業区は上海市内から約50kmの距離にあり、車で約1時間で行くことができます。 また、現在、上海南駅と金山区中心部を結ぶライトレール22号線が建設中で、今年中に開通の予定です。ライトレールは金山工業区を貫き、2つの駅が設けられており、ライトレールを使えば30分以内で上海南駅に到着することができます。

中国への企業進出は近年、沿岸部から内陸部へとシフトしています。内陸部の場合、人件費の安さや労働力の確保の容易さは確かに魅力ですが、駐在員の日常生活の環境は、食事をはじめやはり厳しいものがあります。

上海は家族での赴任も容易です。駐在員が安心して暮らせる環境があるというのは、進出企業にとっても大きなメリットです。

現在、日本中小企業産業園区は進出企業への様々な優遇策を検討中です。契約までには至らずとも、すでに多くの申し込みを得ているとのことです。

上海市政府も初の日本中小企業を対象とした産業園区の開発に真剣に取り組んでおり、日本語で対応できる中国人スタッフも常駐しています。

中国進出を検討されている県内企業はこうした場所も進出地候補の一つとしてはいかがでしょうか。


上海市金山工業区 上海市金山工業区の全体計画模型
現在、日本中小企業産業園区ではモデル工場を建設中
(モデル工場は購入、レンタルができる。)
モデル工場を次々と建設中
産業園区内で建設中のモデル工場と道路 モデル工場内部
工業区内に既に完成しているライトレール22号線の駅
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