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小商品のメッカ義烏を訪ねて

  

10月21日、100円ショップ商品の故郷で知られる浙江省の義烏市に行ってきました。義烏の戸籍人口は約73万人ですが、外来人口が135万人と外からの在住者が多いです。また、義烏に在住する外国人は1万人を超えると言われています。義烏で10年間ビジネスをしている開蕾国際有限公司首席代表の一氏格さんによれば、義烏在住でビジネスをしている日本人は現在、20人程度。外国人ではアラブ系の人や韓国人が多いそうです。一氏さんの取扱商品は郵便局や保険会社の粗品になるものやスーパー向けのアクセサリー、ファッション製品が大半。婦人用のウサギの毛の襟巻も扱っており、1本6元で日本の会社に売っていて、この襟巻が日本のスーパーでは1500円で売られているということに驚きました。また、義烏で取り扱われている商品は近郊でつくられていると思いきや、深圳や広州、アモイをはじめ中国全国から集まっているのです。一氏さんが市場に買い付けに行って、商品に注文をつけていると、店側は、それなら買わないでいいよ、とかなり強気にでてくるそうです。あれこれ文句を言う日本人に売らなくても、黙っていっぱい買ってくれるアラブ人に売ればよいからです。

常設の小産品市場の総面積は約400万平米で、6.2万ブースが170万点以上の商品を展示しています。ほとんどが小売をせず、卸売りがメインです。キティちゃんのグッズなどかわいらしい商品を販売しているお店の店主に聞いたところ、売上は年々増加しており、取引額は多い順にアラブ、ロシア、日本とのことでした。日本人は商品に対する要求水準が高いとこぼしていました。また、ある刃物店で、大、中、小の包丁の3本セットを買おうとしたところ、なんと6.8元というから耳を疑いました。最低ロットは千セットですが、それでも6800元です。中国の人件費が上昇するにつれて小商品の価格には上昇圧力がかかってくると思いますが、義烏が発展する余地はまだまだありそうです。


ワンフロア全部が雨具の店 この包丁セットが何と6.8元
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